ウッドデッキについて知ろう!
外構エクステリア講座も第5回になりました。
今回はみなさん憧れのウッドデッキについて、お話させて頂きます。
ウッドデッキというと、みなさん想像しやすいのではないでしょうか?
オープンカフェなどではウッドデッキにイスやテーブルを置いて軽食を取ったり、ワンちゃんと遊ぶスペースとして使ったり、お子様の遊び場として活躍します。
そのウッドデッキでも大きくわけて2種類があって、
1.人工木のウッド と 2.天然木のウッド
があります。では人工木のウッドデッキについて見てみましょう。
人工木のウッドデッキはこんな感じです。一見天然木のウッドデッキと何が番うのかわからないほど、綺麗なウッドデッキですよね。
色んなメーカーさんが作っていて、主要メーカーでは
1.リクシル
樹ら楽ステージ(レギュラー) 樹ら楽ステージ木調(より木目におしゃれに)
デッキDS(さらにリアルにこだわった色合い) デッキDC(暑さ対策用に特化)
2.三協アルミ
ひとと木Ⅱ(レギュラー) ひとと木キュアーズ(浮造り感を演出)
ラステラ(まるでタイル貼りのような雰囲気に)
3.YKKAP
リウッドデッキ200(レギュラー) リウッドデッキEG(よりリアルな木目を表現)
4.タカショー
エバーエコウッド(レギュラー) エバーエコウッドリアル(汚れ防止と遠目からのリアルなフローリング感)
5.四国化成
ファンデッキ(室内のフローリング感を演出)
があります。柱や大引きといった骨組みはアルミ材でできていて、床材は樹脂の上に木粉を吹き付けて接着剤で固めた風になっています。
人工木の断面を見てみましょう。
断面の構造このような感じで、中が空洞になっています。
軽くて丈夫で長持ちしますね。では人工木のメリットとデメリットを見てみましょう。
<人工木のメリット>
1.長い間腐ることなく、使える
2.メンテナンスがいらない
3.ささくれがないので、小さなお子様やペットに安心
4.天然木よりも安価にできる
5.天然木では出せない色を選ぶことができる
といい事だらけな感じもしますが、やっぱり残念ながらデメリットもあります。
<人工木のデメリット>
1.夏に直射日光が当たると、天然木に比べデッキ表面が熱くなる
2.表面の木粉がはがれると、プラスティックのウッドデッキになる。
3.ある程度形が決まっているので、あまりに変形した形ができない
4.地面からの高さが1m以内までしか作れない
5.土足で出入りすると、たちまち木粉が取れてしまうので、靴を抜いて使う必要がある。
でした。
では、次に天然木のウッドデッキについて見てみましょう。
天然木のウッドデッキというと、こんな感じです。
普通の杉や2×4の天然木だと、すぐに朽ちてしまうので、ハヤマホームでは「ビリアン」、またの名を「ウリン」というハードウッドをお勧めしています。
ハードウッドも色々あって、
1.ウリン「ビリアン」(耐久力無塗装で約30年以上)
2.アマゾンジャラ(耐久力無塗装で約30年)
3.イペ(耐久力無塗装で約30年)
4.セランガンバツ(耐久力無塗装で約25年)
があります。
では、天然木ウッドデッキのメリットとデメリットについて見てみましょう。
<天然木ウッドデッキのメリット>
1.夏に熱くならない
2.天然木ならではの自然な風合いが味わえる(フローリングで言う所の無垢材です)
3.変形したものや、高台など自由度が高い
4.メンテナンスができる
5.強度が強いためデッキの上に目隠しフェンスを付けたり、そのフェンスにハンガーフックなどもできる
では、デメリットを見てみましょう。
<天然木のデメリット>
1.色が褪せてきて、白銀化する(グレーっぽくなってくる)
2.ささくれがある。特に乾燥してくると、ささくれが出やすいので、やすりなどでメンテナンスが必要。
3.ウリンやアマゾンジャラで、特に赤またはピンクまたは茶色などの樹液が染み出して、土間を汚してくれる(キッチンハイターなどの塩素系漂白剤で取れるまたは限りなく薄くなります。)
4.工事代がかかる分、人工木に比べコストがかかる
5.輸入品のため、在庫薄の時は入荷待ちになる
があります。
今日はウッドデッキについて、詳しく見てみました。お役に立てましたでしょうか?
今年こそは、ウッドデッキが欲しいぞ!という方は、一度ご相談ください。