浮遊感のある階段をメインデザインに
浮遊感のある階段をメインデザインに設計しました。階段が建物から独立し、まるでひとつひとつが宙に浮いているように感じます。細かなディテールでは浮いた階段の厚みを分厚くすることで、既製品の下地では表現できない重厚感が感じられます。アプローチは車で踏んでも大丈夫な天然石を配置し、門柱は長方形の大判タイルの中でも天然石模様が見えるものを採用しました。
ブラックなカバーで締めつつ、グレー色の濃淡で表現することで重くなり過ぎず、高級感の感じられる外構に仕上がりました。表札はお施主様こだわりのブラックな盤面に真鍮色の文字。シマトネリコとソヨゴ、イロハモミジを植栽として取り入れ、年中緑も感じながらイロハモミジで季節感も感じられるようにしてあります。手前に植えた小さなシマトネリコはお子様の成長と共に大きくなっていくであろう記念樹。共に少しずつ大きくなっていくにつれて、お子様の成長がうれしくなる植木です。
夜のライトアップでは植栽を中心にライティングし、門柱に植栽の影が映ることで幻想的な雰囲気に仕上がっています。
何度も打ち合わせを重ね、こだわり抜いていただいたお客様のおかげで積水ハウスのお家にとても似合う素晴らしい作品ができあがりました。
完成の時には「ずいぶんこだわってけど、こだわり抜いて本当によかった」と心から喜んで頂けてうれしいお言葉を頂きました。