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外構で言われる「控え壁」って必要なの?

みなさん、こんにちは。ガーデンデザイナーの久保田です。

今日は外構で言われる、「控え壁」についてお話してみようと思います。

そもそも控え壁って何なのよ?という方に。

控え壁とは、ブロック塀を作るにあたってある高い塀を作りたい時に強度を補強する役割を担うものになります。

小学生くらいの時に紙を実験でテーブルに紙を立たせるのに、一枚の紙では立たない所がL形に曲げて置くとしっかりと立つという、あの原理です。

紙が立つ
紙が立つイラスト

これが実は建築基準法という法律で決まっています。

正確な法律文章では


建築基準法施行令61条(組積み造へい)

組積造のへいは、次の各号に定めるところによらなければならない。

一 高さは、一・二メートル以下とすること。

二 各部分の壁の厚さは、その部分から壁頂までの垂直距離の十分の一以上とすること。

三 長さ四メートル以下ごとに、壁面からその部分における壁の厚さの一・五倍以上突出した控壁(木造のものを除く。)を設けること。ただし、その部分における壁の厚さが前号の規定による壁の厚さの一・五倍以上ある場合においては、この限りでない。

四 基礎の根入れの深さは、二十センチメートル以上とすること。

建築基準法施行令 第62条の8(塀)第1項第五号

一 高さは、二・二メートル以下とすること。

二 壁の厚さは、十五センチメートル(高さ二メートル以下の塀にあつては、十センチメートル)以上とすること。

三 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径九ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。

四 壁内には、径九ミリメートル以上の鉄筋を縦横に八十センチメートル以下の間隔で配置すること。

五 長さ三・四メートル以下ごとに、径九ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの五分の一以上突出したものを設けること。

六 第三号及び第四号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあつては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあつてはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の四十倍以上基礎に定着させる場合にあつては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。

七 基礎の丈は、三十五センチメートル以上とし、根入れの深さは三十センチメートル以上とすること。


とあります。法律文章は硬い文章なのでわかりずらいですね。

簡単にご説明しますと、

ブロックは6段までは控え壁は不要、いらないけれど

ブロック7段目を積みたい時からは控え壁が必要で作る必要がある

という事です。

例えば、こういったものが控え壁と言われるものです。

ブロックに垂直に取りつける塀。

あ~これね、見た事あるよという方も多いのではないでしょうか。

強度が増して、地震の時もブロック塀が倒れないように支えてくれる大事な塀です。

ただね、この控え壁の問題点は。

ダサい事。。。。

お世辞もかっこいいとは言いにくい。。。。できれば付けたくない。。。

私もこの業界に入ってこの控え壁が必要なのはわかるけれど、デザイン性がなく、ダサいのが嫌いでした。

なんでもっとカッコイイ作り方にしないのなかと思っています。

それでも背の高い塀は、目隠し的な要素や、デザイン性、レジデンス感(高級感)を演出するのには必要な要素です。

そこで、デザイナー久保田が考える控え壁をつけながらオシャレにする方法を今日は公開しちゃおうと思います。

1.控え壁なのかよくわからないデザイン

控え壁
冒頭の部分でもご紹介しましたこちらの事例。

実はこれも控え壁が付いています。

え?どこに?

と言われそうですが、塀の端っこにL型に折れ曲がって付いているこの部分です。

お隣さんからの視線を遮るために作られた塀なのかとおもいきや、実は控え壁なのです。

こうして作ると控え壁が目立たなくていい感じに見えてきます。

2.控え壁が一体型になるデザイン

一体型控え壁
こちらの事例ですが、控え壁がL字またはT字型に作ることによって一体型にしているデザインです。

もはやこれが控え壁であることなど、全くわかりません。

強い強度を出しながら、それでも倒れないようにする工夫をしてあります。

ちょっと迷路みたいになって、見えて欲しくない部分と見えてもいい部分を分けているのもいい所です。

3.ブロック塀ではなく擁壁にしてしまう

F様邸

最後のご紹介です。このグレーでシンプルな目隠しの塀。

表側には控え壁は付いていません。では裏側に付いているんでしょ?

こちらが裏側になります。

裏側にも控え壁は付いていません。え?じゃあ違法な塀なんじゃないの?

いいえ、こちらは擁壁といって、もはやブロック塀ではないのです。

擁壁というのは、鉄筋コンクリート造な作り方をするもので控え壁は必要ありません。

簡単に言うとビルやマンションと同じ構造の塀になります。

ブロック塀よりも強く安全で大きな地震が来たとしても倒れる事はありません。

むしろ控え壁構造よりこちらの方が強いんじゃないかというくらい強いです。

敷地に余裕がない場合や、どうしても控え壁を付けたくない場合にはこの方法を用います。

じゃあみんな擁壁で作ったらいいじゃない?そう思われると思いますが、

デメリットはコストが高い事。

ベースコンクリートや中に入れる鉄筋、コンクリートの量がブロック塀の4倍くらい使います。

予算が有り余るほど潤沢にご準備されておられる方は、ALL擁壁で作ると何が起ころうとも倒れない安全な外構ができると思いますが、残念ながらお金がいくらでも湧いてくる石油王のような方にお会いした事はありませんので、ブロック塀で作っていくのが基本なのかなと思っております。

控え壁が嫌いな方はこの方法もご検討いただけたらと思います。

石油で思い出しましたが、ナフサショック。

中東情勢の影響が私たちの建築業界を直撃して困っています。

2026年5月23日現在で、各メーカーが原材料価格の高騰を理由に値上げ予告を通達してきています。

今後秋くらに向けて5~15%くらい値上がりするそうです。

施工事例でご紹介したタイルを貼った塀ですが、この接着剤についても商社、メーカーに在庫がなく入荷未定の状態になっていて、予約注文しているものの納期が未定という返事で先が見通せない状況です。

物が値上がりするわ、そもそも入ってこないわで、ホントに困っています。

外構、エクステリア業界はまだ使う分量が少ないのでマシかなと思いますが、シンナーや油性材料を主に使う職種の職人さんたちは入手困難で困っております。

一日も早く解決してもらって、平和な世界になってくれる事を心から祈っております。

世界中みんな困っていますし、当事国の国民もインフレになり過ぎて困っています。

誰が得するのか。。。ホントいつまでもキリがないです。

もうね、ケンカなんかやめて平和に暮らしましょうよ。。。と思う今日この頃です。

ではまた。

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