最近人気の人工芝ですが、結局のところ一番いいのはどれ?
みなさん、こんにちは、こんばんわ。
今日は台風7号の影響で風も雨も強く一日中家の中で過ごす感じですね。
工事現場もお盆休みでひと段落。
今日は危険なので、どこにも出かけられないし、ということで事務所で事務作業しています。
私たち外構エクステリア業者は台風が来るたびに、風のことをいつも心配しています。
理由はカーポートやテラスなどの設計強度が最大でも風速42mまでのものが多いため、それを超える風が吹くと屋根が飛んで行ってしまうからです。
今回の台風は和歌山の潮岬に上陸した後、風速30m、最大瞬間風速40mとの事で少し勢力は弱まったようですので、大きな被害はでないかなと思って言いますが大事に至らない事を祈っています。
さて、今日は最近人気の人工芝についておお話をさせてもらおうと思っています。
人工芝ってご存知でしょうか?駅前の広場や子供の遊び場にも最近は人工芝を使う所が増えてきました。
西神の駅前や、須磨のパティオなど公共施設に行くと公共用の人工芝が貼ってありますが、それの家庭版のお話になります。
人工芝もさまざまなメーカーさんが販売しており、どれを選べばいいのか迷ってしまうと思います。そこで、今日は人工芝のおすすめについてお話させて頂きます。
まずは人工芝のメリット、デメリットからお話させて頂きます。
<人工芝のメリット>
- 水やりや、芝刈りの手入れがいらない
- 見た目が一年中グリーンで気持ちいい
- やわらかいので、触り心地がよい
- 人工物なので虫がいない
- やわらかく安全なので、お子様やペットの遊び場として向いている
<デメリット>
- 紫外線で劣化する消耗品なので、いつかは取替が必要になる
- 天然芝と違って水が通っていないため、夏、直射日光が当たると熱くなる
- ロール状のものなので、どうしても継ぎ目がある(目立ちにくくはできます)
- 芝毛の方向があり、コスパよく配置すると光加減で見え方が変わる
- 自浄作用がないので、ペットの排泄物などの匂いが残るため、おしっこなどしてしまった時は大量の水で洗い流す必要がある
があげられます。なんでもいい所ばかりでないのものの、デメリットを考慮しても「手入れがいらない」これに勝るものがないと思って頂ける方には人工芝はお勧めの製品です。
代表的な人工芝では
1.リアリーターフ
2.メモリーターフ
3.クローバーターフ
この3つの人工芝を比較してみます。
比較項目は
- 製品の耐久力
- 継ぎ目の目立ちにくさ
- コストパフォーマンス
- 肌触りの感触(やわらかさ、心地よさ)
- 芝毛の密度(ボリューム感)
1.リアリーターフ
- 製品の耐久力 ★★★★★
- 継ぎ目の目立ちにくさ ★★★★★
- コストパフォーマンス ★★★☆☆
- 肌触りの感触(やわらかさ、心地よさ)★★★★★
- 芝毛の密度(ボリューム感)★★★★★
リアリーターフの一番のいい所は、製品の寿命が長い所。7年から10年とメーカーの担当さんは言われますが、実際のメーカー試験では14年経っても変化していないほどの長持ちする所です。
また芝毛の密度も高く、つなぎ目も目立ちにくくすることができます。
また、さわり心地も柔らかく、気持ちいいです。他、抗菌や静電気防止機能なども備わっていますが、コスト的には3のメモリーターフよりは高くなります。
2.メモリーターフ
- 製品の耐久力 ★★★★☆
- 継ぎ目の目立ちにくさ ★★★☆☆
- コストパフォーマンス ★★★☆☆
- 肌触りの感触(やわらかさ、心地よさ)★★★☆☆
- 芝毛の密度(ボリューム感)★★★★★
メモリーターフの一番大きな特徴は、このV形状になった芝毛のパイル形状にあります。
人工芝は踏みつけるとどうしても芝毛が寝ていくのですが、毛がV形状になっている事で、つぶれにくく起きやすい特徴があります。
他の人工芝だと使うたびに少しずつ芝毛が寝て行きますが、メモリーターフはつぶれにくい所がいい所です。
つなぎ目の目立ちにくさは、目立ちにくくはできるものの、やや目立つ感じ。
触りごごちはV形状のためか、やや硬く感じます。
大人向きですかね~。
耐久力はメーカー試験では約10年程度変化なしだそうです。コスパはリアリーターフとほぼ同じくらいになります。
3.クローバーターフ
- 製品の耐久力 ★★★☆☆
- 継ぎ目の目立ちにくさ ★★★☆☆
- コストパフォーマンス ★★★★★
- 肌触りの感触(やわらかさ、心地よさ)★★★★★
- 芝毛の密度(ボリューム感)★★★☆☆
クローバーターフはコスパが良い所がいい所です。少し安い分だけあってボリューム感や製品の耐久力は他のメーカーに劣るものの、5年以上持つとメーカーの試験結果になっています。
触りごごちは、とても柔らかく気持ちいいです。
それでは、実際の施工事例もご紹介させて頂きます。
で、結局、ガーデンデザイナーの久保田お勧めは?
1のリアリーターフが一番お勧めです。
理由は耐久力、肌触り、芝毛の密度、継ぎ目の目立ちにくさで最も優れていると感じています。
初期コストは、ちょっとだけ頑張って頂かないといけませんが、長い目で見て頂ければ一番お安くなります。
といっても、1m×10mのロールで1万円程度の差額です。
いかがでしょうか?
さまざまにある人工芝。いい事ばかりではありませんが、メンテンナンスフリーという強いメリットが嬉しい所ではないでしょうか。
もちろん人工芝の下地には草が生えないように、防草シート(お勧めのザバーン防草シート)を敷き詰めてから、人工芝を設置します。
ザバーン防草シートを下に敷けば、次の取替の時は防草シートはそのままに、人工芝だけ取り換えればOKになります。
人工芝をご検討の方は一度ご相談いただければ幸いです。
まだまだ暑い日が続きますので、体調管理をしっかりしていきましょうね。(という私も最近熱中症になってしまいました。。。汗汗)
ではまた、次回の更新までお楽しみに~。
ご相談・お問い合わせ
コメント