さて、今回は台風対策について、お知らせ致します。
今、日本の南の方で台風10号が発生しました。気象庁がいつになく、警戒するように呼び掛けています。
というのも、今から日本まで来る間にとても強い勢力に発達する予測がされているそうです。
2年ほど前の台風21号はあちこちらで大きな被害をもたらしました。
自動販売機は飛ばされ、軽自動車も横転し、関西国際空港の連絡橋まで船がぶつかってしばらく行けないくらいの被害がでました。
神戸市でもハーバーランドあたりが高潮で水没し、大変なことになったことを覚えています。
今回も備えあれば憂いなしという事とで、外構、エクステリアの台風対策について、お知らせ致します。
①カーポートの対策
1台用の方で、オプションサポート柱を付けて頂いた方は、是非とも取り付けてください。
あるのとないのとでは、雲泥の差が出ます。
②伸縮門扉(ジャバラの門扉)対策
完全に開けた状態で、必ず「落とし棒」を土間に差し込んで固定してください。
落とし棒のない方、壊れてしまったなどの方は、たたんだ状態でビニールやナイロンのひもでぐるぐる巻きにしてください。
開けていると、落とし棒を降ろしていても破損する可能性が高くなります。
③オーバードア、跳ね上げ式ドア対策
完全にしたに降ろした状態で、左右のロックをかけて、上がらないようにしてください。
上げた状態にしておくと、まず間違いなく破損します。
④ガーデンルーム、テラス囲い対策
窓を完全に閉めきって鍵をかけてください。少しでも空いていると暴風によって、屋根が飛んでいく可能性があります。
⑤門扉の対策
落とし棒をしっかり降ろして固定してください。
⑥雨水排水の対策
今まであまり除いたことがなかった方は、この機会に一度「雨水桝」や「U字溝のふた」をあけて、ゴミが詰まっていないか、泥や砂などが沈殿していないか、確認してください。
ゴミがつまっていたり、必要以上に泥、砂が溜まっていると、溢れてしまう事があります。
⑦窓ガラス対策
シャッターや雨戸が付いている窓は、台風が来る前に閉め、通過するまで開けないでください。
21号のとき、閉めていなかった方で、どこかから物が飛んできてガラスが割れてしまった方がいらっしゃいました。
対策を書かせていただきましたが、今まで私の経験で最も被害が多いものが
1位:カーポートの屋根飛び
2位:伸縮門扉の破損
3位:フェンスの破損
4位:木製ウッドデッキの破損
5位:窓ガラスの割れ破損
でした。
フェンスやウッドデッキは特に何か対策できることはあまりないのですが、今からできる事として、もしも間に合えば「火災保険」の中の「風害保証特約(または特典)」にご加入されることをお勧めします。
例えば、近隣から物が飛んできて、窓ガラスが壊れたとします。
壊れた窓ガラスは修理するしかありませんが、台風被害は飛ばした人に責任がなく、民法上物を飛ばした方に過失責任を問えないことになっています。
そう、台風で被害にあったら自腹で直すしかないのです。
その時の備えとして、火災保険の風害保証といものがあります。
風害保証に加入していると、自分のおサイフをほぼ痛めず修理することができます。
火災保険のオプションなので、「そういえば家を建てた時に火災保険は入ったけど、風害保証は知らないなぁ」という方、「何年も見直していないなぁ。」という方は、この機会に一度見直してみることをお勧めします。
しっかりと対策して、静かに乗り越えて行きましょう。何事もない事を願っております。
コメント